なぜ法事をするのでしょうか。大切な故人の冥福をお祈りするためであることはもちろんです。しかしそれ以上に大切な事は、これからの人生を心身ともに豊かにそして穏やかに生きていかれるようにするために内観(内省)するためです。
なぜ、豊かで穏やかな人生を歩むために内観(内省)するのでしょうか。それは、物事の本質といった大切なことを再確認するためです。
なぜ、「再確認する」というのでしょうか。それは、私たちは生き続けていれば自然と本質的なことに触れていくからです。にも関わらず、➀それに気づかない、➁気づいても忘れている、③覚えていても行動まで落とし込めていない、という有様です。だから、再確認するのです。
本質の再確認という内観(内省)行為は、法事の席でなくてもできます。しかし、大切な故人様の生きざまと向き合って内観(内省)することが、私たちにとって最速で本質を再確認し、それを腹落ちさせ、明日からの行動に落とし込むことができる可能性が高いからです。
世の中には多くの哲人たちがいて、私たちにたくさんのことを教えてくれます。そういった哲人たちの講演会に一度や二度、行かれたことがあるでしょう。私たちはその席でたくさんの知識のシャワーを浴び頭がよくなった・・・ような気がします。しかし、ひとたび会場から出で学んだはずの事を言語化しようとすると中々難しいことに気づかされる。かろうじて言語化できたことを行動まで落とし込むのは至難の業となります。それはつまりどういうことか、「何も分からなかった」ということです。
しかし、お世話になった故人様の生き様と向き合って内観(内省)するとどうか。当時言われたときは理解できなかったことも、今であれば心から納得することができることのなんと多いことか。あるいは、故人様がうまくできなかったこと、とてもじゃないが評価できるようなことではなかったことも、今振り返るとどうしてそうであったか、どうすればそうならずに済むか、理解して同じ失敗をしないで済むことがたくさんあります。逆に同じ失敗をしてしまっても構わないのです。一見簡単そうに見えた先人たちの所業が実は見た目ほど容易なことではなかったという本質のひとつに気づくからです。そのとき、先人たちの苦労を知り心からの感謝と敬意の気持ちがわいてくるのです。これらは他の方法に比べて圧倒的に腹落ちしやすい分、行動まで落とし込むことができる可能性が高いのです。
だからこそ、法事の席で内観(内省)をするのです。
しかし、せっかく行動まで落とし込んでも、月日が経つとまた私たちは大切な事を忘れてしまいます。なぜなら忙しいからです。だからこそ、定期的法事をすることで再確認し続け、日々の活動の質を下げないようにすることが大切なのです。活動の質を下げないということは、幸せな状態を維持し続けるということです。
このように、法事は定期的に行うことがとても大切なのです。
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