たった1カ月でも季節の変化を感じられることが、日本の魅力のひとつであります。その中でも春は最も心が躍る季節だと感じている人が多いのではないでしょうか。
そう感じさせるもののひとつが色とりどりの花々です。梅や桜はもちろん、牡丹、沈丁花、モクレンなど挙げたらきりがありません。今日もきれいに咲いた花を一目見ようとカメラを持った方々が、お寺の花々にレンズを向けています。
そんな様子に気を取られながら、今日も内省をするための写経会に参加される方々が、徐々に集まってまいります。暖かな陽気に背中を押されてか、12名定員に対して19名の参加者がお集まりになりました。席を増設する職員の動きもどこか軽やかです。
せっかく来て頂いた方に席が用意できなかったら残念なことです。来月からは原則予約制とする旨の案内が住職からありました。今日参加された方はみな来月の参加申込をされていきました。多忙な毎日、苦悩多き毎日を過ごす我々にとって、このような内省の時間が如何に大切であるか、参加される方はよくよくご理解されているのでしょう。
来月まで参加された方々が穏やかな毎日を過ごせるよう、最後にお念仏を称えて無事に写経会は終了したのでした。
写経会に参加を希望される方は、原則お電話、メールで事前にお申し込みください。予約なしで当日おいでになっても席をご用意できない可能性があります。