写経会のご報告(令和5年9月)

9月の写経会を開催しましたので、報告いたします。

月が替わり日射しもいくらか穏やかになって、当日は風も心地よく感じられました。

正光寺ではお念仏を称えることを大切にしており、

写経会でも、はじめとおわりにお念仏を称えています。

今月は「では、なぜお念仏をとなえるのか」というお話を住職からさせていただきました。

浄土宗ではお念仏にはあらゆる功徳がおさめられている、と考えられています。

私たちはいつかこの世を去るわけですが、

生きているあいだお念仏を称え内省することで、最期は皆、極楽浄土へ向かえるのです。

法然上人もこんな言葉を残されています。

「生けらば念仏の功つもり 死なば浄土へまいりなん とてもかくてもこの身には 思い煩うことぞ無き と思いぬれば 死生共に煩いなし」

生きていると大変なことがたくさんありますが、常に自分を省みて

いつか死を迎えるとき、私たちがまた極楽浄土で再会できるなら、なんだか明日もがんばれそうですね。

法話のあと住職より読経いたしまして、最後は、みなさんと一緒にお念仏を称えました。

みなさん心を落ち着かせ、集中することができたご様子でした。

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