写経会のご報告(令和6年2月)

2月の写経会を開催しましたので報告いたします。

当日はお天気がぐずついており寒い中でしたが、9名の方にご参加いただきました。

今月は「廃悪修善(はいあくしゅぜん)」について住職からお話しいたしました。

浄土宗の宗祖・法然上人は「廃悪修善はこれ諸仏の通誡なりといえども、当世の我らことごとく違背せり」(『諸人伝説の詞』より)と、廃悪修善の難しさを説いています。

住職からは、完璧を求めるのではなく“なるべく”悪事を行わないようにしていきたいという心がけとともに、ずばり善悪とは何かというお話がありました。

最近はとくにSNSなどを用いて個人の行動や考えが広く発信され、その善悪が問い正される機会が多いように思います。さらには、その批判に夢中になってしまう人、そのことに心を傷める人も多くいるでしょう。

世界中、全ての人にとって等しく善(悪)というものはありません、その真実に私たちはどう向き合うべきでしょうか。

住職からは、自分の善を他者に押し付けることなく、押し付けられることなく、ただひたすら考え行い続けることが大切とお話しいたしました。(住職の詳しい話はこちら

ご参加いただいた方の中には、今回のお話しを熱心にメモに取られている方も見られました。

そして写経の時間では、みなさん心を落ち着かせ、集中することができたご様子でした。

正光寺では、毎月第1日曜日に写経会を開いております。どなたさまも参加自由ですので、お気軽にご参加くださいませ。次回は3月3日の予定です。

お日にちが近くなりましたら、またご案内差し上げます。みなさまどうかご自愛の上お過ごしください。

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